小・中学生作品コンクール
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2021年度    第38回全国小・中学生作品コンクール

顧問審査員特別賞 受賞作品紹介

特別顧問 竹下景子

 この賞は、部門の枠にとらわれず、感動的な作品、特に親子や兄弟の絆や愛・優しさが感じられる作品を対象に毎年選ばせて頂いています。
 今回の受賞作品は、浅見凰花さんの「古民家からもらったもの」です。凰花さんは、お父さんが管理を任された古民家に通ううちに、最初はカビ臭くて帰りたいと思っていたのが、次第に居心地がよくなり夏休みの宿題がはかどるまでになりました。お父さんが古民家で400年前に作られた小鼓を打った時には、その鼓と家とが会話をしているように、まるで生きているように感じた様子が綴られています。
 この豊かな感性は、お父さんやご家族の方達との日頃の会話があったからこそではないでしょうか。日常の中で親から子へ、また孫へと大切なものが受け継がれていく。だからこそ、ホセ・ムヒカ大統領の『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』に共感を持ったのでしょう。大量生産大量消費がもたらす環境破壊。その証としてのプラスティグロメート。これらのことを、自分ごととして受け止めている姿勢にも感銘を受けました。
 最後には、古民家に捨て置いてあった古い椅子を持ち帰って再利用している様子とともに、凰花さん自身も現代人の無責任さで起きた問題を引き受けなければならないと宣言しています。なんと頼もしいこと。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsを身近に考えるヒントとなる作品です。

※下線のある作品名をクリックすると、作品の内容が見られます。

国語部門
 

古民家からもらったもの

福島県 三島町立三島小学校 5年
浅見 凰花

 

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主催:子どもの文化・教育研究所

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