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文部化学大臣奨励賞

成田ジュニア版・独自緊急地震速報チャイムの
設計・開発―地域に生きる小中学生音楽家が
挑む"地域防災力向上"への貢献

成田ジュニアストリングオーケストラ「災害と音楽」探求チーム

「災害と音楽」探求チーム



 成田ジュニアストリングオーケストラは、小・中・高校生からなる地域の弦楽合奏団です。2020年、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックを受け、演奏活動の厳しい制限を受けたオーケストラは、「本当に音楽は不要不急なのか?」「オーケストラとして地域防災に貢献できることはないのか?」という疑問を胸に立ち上がり、「成田ジュニアストリングオーケストラ"災害と音楽"探求チーム」を結成しました。本作品では、オリジナルの「緊急地震速報チャイム」の設計・開発にかかる、およそ1年間の活動が克明に記録されています。防災施設でのフィールドワークはもちろん、既存の緊急地震速報チャイムが心理的に及ぼす影響や、人々の不安感や切迫感をあおる音色の考察、ベートーヴェンやモーツァルトが作曲した名曲の解剖など、その研究内容は多岐に渡り、類まれなる探求心を感じます。これは紛れもなく、チームの皆さんがより良い演奏のために、楽曲の生まれた時代背景や作曲者の生涯を読み解く作業を行ってきたことで培われた力だと思います。実際に開発・演奏されたオリジナルの緊急地震速報チャイムも拝聴しましたが、研究の成果が一音一音に表れており、チームの皆さんの強い想いが感じられました。今後も「オーケストラだからこそできること」「オーケストラにしかできないこと」を追求していってください。

フック船長
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主催:子どもの文化・教育研究所

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