
特別顧問 竹下景子
今回、顧問審査員特別賞に選ばれた2作品は、大人が考えさせられるメッセージが込められており、本当に素晴らしい作品でした。
まず、赤松真実さんの『自分にできるのは…』は、6年前に起きた大阪教育大学附属池田小学校の事件について書かれていますが、私もこの事件に関しては、当時、ものすごい衝撃を受けました。この事件をきっかけに、防犯対策を強化した学校も多いようです。
以前、池田小学校に在籍されていた赤松さんは、テレビのニュースから流れてくる知り合いの名前を聞き、大きなショックを受けたようですが、それだけで終わらせない彼女の、純粋で強い心に胸打たれました。
「自分には、何ができるのか…」ということをしっかり考え、将来の進路を決められています。いろんな大人に読んでいただきたい作品です。
また、永友瑞乃さんの『わたしが作った朝ごはん』では、夏休みの間、永友さんが30日間作り続けた朝食のメニューを写真付で紹介されていますが、小学2年生とは思えないくらい、とても上手に作られています。
最近では、朝食を食べない人も増えてきていますが、一方では朝食の大切さが注目されています。そんな中で、永友さんは、ただ朝食を毎日作るだけでなく、献立を立てる際に家族それぞれに必要なカロリーを調べたり、栄養素の働きを調べたり、しっかりと家族の健康面を考えた上で作られていることには驚かされました。
そして、30日間朝食を作った経験から、毎朝、朝食とお弁当を作って下さるお母様へ感謝の気持ちが新たに生まれたようです。日常生活の中には、やってもらうことが当たり前になってしまっていることがたくさんあります。だからこそ、こうして見直す機会を作ることはとてもいいことですね。大人の私たちも見習いたいものです。
※作品名をクリックすると、作品の内容が見られます。※
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主催:子どもの文化・教育研究所













