おいしい、温泉卵の自由研究
(ゆで卵の自由研究　Part 2)

アメリカ　サンフランシスコ日本語補習校
　幼小部サンノゼ校　小学部６年　竹内 俊樹

　1年前ゆで卵の作り方を調べた俊樹さんは、今年はいよいよ大好きな温泉卵の研究に取り組みました。一口に「温泉卵」といっても黄身や白身の固さは作る人や店によってさまざまです。その仕上がりには温度管理が重要だとねらいをしぼり、どうすれば自分の理想の温泉卵を作れるかの実験が始まりました。低温調理器を使うことでお湯の温度を徹底し、最適な調理時間を突き止めた俊樹さん。次に、低温調理器がない家庭でもできるお手軽な調理法も実験してみましたが、卵を入れることでお湯の温度が下がってしまい、理想の温度をキープすることはなかなか難しかったようです。しかし、実験後のデータ分析がとても的確で、それぞれの条件の何が良かったか、あるいは良くなかったのか、課題はどうすれば解決できそうかなどがとてもわかりやすくまとめられています。実験ごとに表のまとめ方を統一することでさらに良い考察となるでしょう。実験を通して科学において再現性がいかに重要であるかを学んだ俊樹さん。さらに研究を重ねて新たな課題の解決に取り組んでください。